令和になって初めてのクリスマスも近づいたある日。佐賀県内のとある病院に来ました。外は冷たい雨。ご依頼内容はウエディング撮影です。
周りの景色を見渡せるその病室に集まったのは両家の親族27名。その中には闘病中の新婦のお父様もいらっしゃいます。
ウエディングドレスに身を包んだ新婦とタキシード姿の新郎が病室に入場すると皆からの大きな拍手。ベッドに横たわるお父様も必死に手を叩こうとされていました。
まず新郎新婦から両家のご両親にお礼の花束の贈呈。
そしてお返しにご両親から手形のメッセージ付きフレームがお二人には渡されました。
お父様を囲んで記念写真。全員が笑顔で映るその姿がとても印象的です。
そしてケーキ入刀とおよそ20分の結婚式。
「幸せにします。」
お父さんに伝えた新郎の言葉と
「愛しとるばい」
フレームに書かれた父から娘へのメッセージが全てを物語っているとても素晴らしい結婚式でした。
メリークリスマス。
サンタさんがいつまでもお二人の幸せを見守ってくださいますように。